ワーママを辞めたいけど、お金がない。決意から9年かけて辞めた私がやったこと
2026年9月18日
「ワーママ 辞めたい お金ない」
昔の私は、この言葉をよく検索していました。
22年勤めた公務員を辞めて、今は専業主婦です。でも、辞めたいと思ってすぐに辞められたわけではありません。辞めようと決意してから実際に辞めるまで、9年かかっています。
その9年で何をしていたのかを、書いてみようと思います。
しんどかったのは、仕事そのものではなくて
子どもたちは体が丈夫なほうで、両方の親も協力的でした。だから「子どもが熱を出して呼び出される」ようなことで追い詰められていたわけではありません。
しんどかったのは、別のところでした。
この仕事をやっている意味が、あまり見出せなかったこと。そして、子どもたちと過ごす時間がどんどん減っていくこと。
その気持ちが、年々大きくなっていきました。
それでも、すぐには辞めませんでした
2人目の育休から復帰する前に、「いずれ辞めよう」と決めました。実際に辞めたのは、それから9年後です。
1. 有料のFPに相談した
最初にやったのは、FPへの相談でした。無料のところではなく、お金を払って相談できるところを選びました。
よかったのは、先の見通しが立ったことです。教育費がいちばんかかるのはいつで、そのとき我が家はどうなっているのか。将来まで見通せたことで、「辞める」が夢の話ではなく、順番の話になりました。
もうひとつ、我が家は私がいくら稼げば回るのかも、はっきりしました。最悪パートでも大丈夫なくらいの金額だったので、それも確認できてよかったです。
2. 譲れないものを決めて、あとは手放した
お金を貯めるうえでいちばん大事だったのは、自分にとっての優先順位をつけることでした。
我が家で譲れなかったのは、子どもたちの教育です。その次が旅行。
逆に、それ以外はわりと手放しました。車は中古でいいし、家も賃貸でよかった。服やアクセサリーも、清潔感があって自分に似合っていれば、ブランドにはこだわりません。
譲れないところだけ死守して、あとは手放す。そうすると、お金も貯まりますし、使うときの満足度も高くなります。
3.「ここまで来たら辞める」の目印を決めた
我が家の目印は、かけていた学資保険の10年払いが終わることでした。
投資のほうも、株の取引で月に数万円なら稼げそうだと思えるようになっていました。
退職金は数百万円です。これは最後のダメ押しくらいの感覚でした。
4. 夫に、家計を見せ続けた
夫は、最初は渋っていました。
やったことは、家計を整えて、それを見せること。貯金も共有しました。そうやって信頼を積み上げていって、最後の5年くらいで「いいよ」と言ってくれるようになりました。
そしてもうひとつ、夫婦仲そのものも大事でした。仲が良くないまま辞めてしまうと、「離婚したらどうしよう」がよぎります。それは不安すぎます。
両親は、最後まで反対でした。公務員は安定の象徴みたいなものですから。母は最後のほうは「もう私に何を言っても無理」という感じだったと思います。
5. 辞めたいということを、家族で共有した
私が仕事を辞めたいと思っていることは、家族みんなで共有しました。
そうすると、家族が団結して、そのために無駄を省くことをみんなでできたと思います。
ガスや電気といった日常のことだけではありません。子どもたちも考えて勉強するようになりましたし、学用品も無駄にしなくなりました。
6. 平日の昼間に会える友達を作っておいた
これは、やっておいて本当によかったことです。
専業主婦のママ友、平日に会える別の仕事をしている友達。辞める前から、少しずつ作っておきました。
もともとは、育休のあいだに知り合った人たちです。仕事に戻ってからも、定期的に休みを取って会うようにして、つながりを切らさないようにしていました。
たまに会うだけで、息抜きになります。
もっと早くやればよかったこと
小さな副業を育てておくことです。
今やっていることのなかで、勤めていたころから続けていたのはメルカリだけでした。短期のアルバイトも、このブログも、辞めてから始めたものです。ブログにいたっては、まだ収益にはなっていません。
こういうものは、始めてすぐにお金になるわけではありません。育つのに時間がかかります。いちばん収入が心細い時期に、まだ何も育っていない状態になってしまいました。
それに、金額の問題だけでもありません。月に数千円でも「自分でも稼げる」と思えた経験が先にあれば、辞めることはもっと怖くなかったと思います。夫に見せる材料にもなったはずです。
メルカリのように、勤めているうちから続けられるものを、もうひとつふたつ持っておけばよかったなと思います。
辞めて、手に入ったもの
穏やかな心、好きなことができる自由。
地域の人たちとのつながり。
自分のしたいことができているという、自分への信頼と、自信。
それから、意外とお金を昔ほど稼げなくても、今のほうが幸せを感じられるということ。季節の移り変わりや、空の色や、子どもの成長に気づけるようになったからだと思います。
あのころの自分に言うなら
手放したものと同じくらい、いろんなものを手に入れられたよ。だから、そんなに心配しなくても大丈夫。
その気持ちが本当なら、必ずたどり着けるから。
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